アウモでの新卒エンジニア1年目の振り返り(2022年度版)

こんにちは。2022年4月に新卒入社したクリモトです。今回は、グリー株式会社に新卒で入社し、アウモに配属されてから今までやってきたことや、業務を通して得られた学びについて振り返ります。

こんにちは。2022年4月に新卒入社したクリモトです。

ここ最近はずっと風邪を引いていました。「治った!」と思い油断して、深夜まで飲み会してはまた風邪を引くというパターンを繰り返していた気がします。

気づいたら2年後にはアラサーで、もう若者とは言えない年齢になってきたので、2023年は体調管理に気をつけて行こうと思います。

さて今回は、グリー株式会社に新卒で入社し、アウモに配属されてから今までやってきたことや、業務を通して得られた学びについて振り返っていきたいと思います。

自己紹介

過去に1度だけ記事を投稿をしていますが、改めて自己紹介をしたいと思います。

私は農学部を卒業後、グリー株式会社に新卒エンジニアとして入社しました。

学部名から分かるとおり、自分が所属していた学部はプログラミングとはほぼ無縁で、学部3年の秋まではプログラミング経験はほぼ皆無でした。しかし、3年の冬に色々あった結果プログラミングに目覚め(話すと長くなるので割愛)、そこから2社ほどでインターンをして経験を積ませて頂いた後、グリー株式会社に入社しました。

新卒エンジニア入社1年目でやってきたこと

グリーに入社後は、2週間の研修(ビジネスマナー等)に取り組んですぐに現場配属という流れでした。

そのため、私がアウモにジョインしたのは2022年4月の第3週目になります。

最初はSEO分析のためにBigQueryのテーブルにカラムを追加して格納するデータを変更したり、サイト内にユーザーの新たな回遊導線を追加するなどといった、取り組みやすいタスクを割り振っていただきました。その過程の中で、システムの全体像の理解に努めました。

ここでは、アウモにジョインしてから現在に至るまでの約8ヶ月間で取り組んだ、割と大きめのタスクについてご紹介します。

比較サイト表示速度改善

5月の中頃から、aumoの比較サイトのページ表示速度改善に取り組みました。(詳細はこちら)

aumoに入った際に、今後どんなことをしていきたいかヒアリングを受けたのですが、その際にサーバサイドとインフラのスキルを伸ばしていきたいと伝えたところ、丁度サーバーとインフラに触れるタスクがあるということで、自分が主担当として、こちらのタスクに取り組むことになりました。

実際に行った内容は以下のような感じです

  • MySQLでの検索をElasticsearchに置き換え
  • GraphQLクエリの分割・N+1削減
  • NGINX✖️Fluentd✖️BigQuery✖️DataPortalによるレスポンス速度モニタリング基盤の作成
  • サーバー台数最適化
  • フロントエンド周りの最適化(lazyload, build size削減 etc)

速度という分かりやすい指標をKPIにし、コードに修正を入れるたびに速度が移り変わっていくのを眺めるのは非常に楽しい経験でした。

サーバーレスポンス速度の推移

プロダクトレビューアップデート対応

続いて私が取り組んだ大きめのタスクとして、プロダクトレビューアップデートへの対応を紹介します。

プロダクトレビューアップデートとは「Googleが実施している、商品レビューを行うコンテンツに関して、商品をまとめただけの質の低いコンテンツよりも、詳細な調査結果を示しているコンテンツを評価するように設計されたランキングシステムの改善」を意味します(参考)。

先程紹介した速度改善のタスクは、主に自分一人で進めていったのですが、このタスクは、自分とプロダクトマネージャーの@kiyotaka-inoueさんの2人で進めていきました。

仕様についてお互いに議論しながらより良いプロダクトを作っていく過程、工数を事前に見積もってそのスケージュールに合わせて開発を進めていく過程を学ぶことができ、エンジニアとしてまた一歩成長できた気がします。

aumoでのプロダクトレビュー対策の一例

GREE Tech Conference 2022への登壇

続いてご紹介するのは、GREE Tech Conference 2022に登壇したことです。(詳細はこちらこちら)

Tech Conferenceには、新卒同期のもう一人のエンジニアと一緒に登壇し、グリーのカルチャーについて話してきました(*アウモはグリーの事業のひとつです)。

テックカンファレンスには今まで視聴者として参加したことも、登壇者として参加したことも無いですし、大勢の人の前で数十分間話した経験もなかったので、当日は緊張しましたが無事乗り切ることが出来ました。

登壇すると色々良いことがあると聞いたので、「参加したいです〜」と気軽に手を挙げたところ、入社して半年しか経っていないのにすんなりOKが出て、そういうところがグリーの良さの一つだよなと改めて実感しました。

資料の作り方・伝わりやすい発表の仕方・度胸など、登壇を経験することで多くのことを身につけることができて良かったです。

登壇での一コマ

新卒エンジニア入社1年目で学んだこと

インフラの知識

学生時代に行っていたインターンでは、セキュリティ的な観点からインフラを触る機会はほとんどありませんでした。

一方アウモでは、エンジニアひとりひとりがバックエンド・フロントエンド・インフラ全ての面倒を見るという開発スタイルをとっているので、インフラを触る機会がそれなりにあります。

学生時代に技術書などを読んで蓄えたインフラの知識を、実際にインフラを触ることで補強するとともに、ただの知識からスキルへと昇華させることができ、エンジニアとしての技術力を高めることが出来ました。

大規模データの取り扱い

アウモはここ数年間で一気にサービスが成長し、画像などのデータ数が数千万という単位にまで増えてきました。こうなってくると、色々とパフォーマンスを意識した開発を行わないと、簡単にサイトが落ちるようになってしまいます。

アウモで開発経験を積むことで、検索エンジンの選定やデータの持ち方についての知見が身に付きましたし、これらの経験を得たくてユーザー数の多い企業に入社したという面もあるので良かったです。

現在もデータ量の多さが問題になるタスクに取り組んでいるので、そこで得た知見をまたブログで紹介できればなと思います。

工数見積もり

インターン時代には、週あたりのコミット時間が一定ではなかったので、工数の見積りを求められる機会はそれほどなかったですが、アウモに入ってからは工数を見積もってから実装に入ることが増えました。

最初は見積もりと実際の工数が乖離してしまうことも多かったですが、最近はそういったことも減ってきた気がします。

よく言われていることですが、たいてい想定外のことが起こるので、最初に出した工数を1.5倍するという手段は非常に有効だなと身をもって実感しました。

最後に

ここまで私のアウモでの新卒エンジニア1年目の振り返りに付き合っていただきありがとうございました(実はこの記事は過去の某記事の構成を丸パクリして参考にして作ったのですが、気づけた方はいましたでしょうか笑)。

今後も事業やチームに貢献できるよう引き続き精進していきます。

なお、aumoでは新卒・中途を問わずエンジニアを募集しています!ご興味がある方は是非、弊社採用ページ からご応募ください!